色の違う歯車

出展作品の概要 Overview of exhibited works

現代のファストファッションは、毎日のように新たなデザインが開発され、一度服が作られるとその服は最終的にゴミという形に行き着く。私は、この終わりがないようで終わりがある資本主義のセカイを生きる人の1人に過ぎないが、私が色の違う歯車を作れば持続可能な資本主義に一歩近づけると信じている。セカイの見え方を共有するこの表現展で、今一度自分が着ている服の「過程」を見つめ直し、それがセカイにどう影響しているのかを考えてほしい。

アーティスト情報 Artist info

                 

アーティスト名 Name
チャールズ広伸
現在の所属や活動内容 Current affiliations and activities
岡山県西粟倉村在住。青翔開智高等学校3年生。18歳。今は、受験期真っ最中だが、森々燦々のコンセプトに惹かれて作品を応募。カリブ海出身のフランス人と日本人の母に生まれ、肌の色も髪の毛も周りと違った自分は、常に日本の「普通」に憧れて、取り憑かれて、幼少期を過ごしてきた。しかし、高校時代にイギリス、フランス、インドに留学した経験を通じて、日本の「普通」に違和感を感じるようになった。日本と外の世界の間にあるギャップに感じた疑問と怒りを言葉ではなく、作品として表現することを頑張っている。今回の表現展では、私の作品を通じて毎日の「当たり前」にちょっとした違和感を感じてほしい。