樹のフィナーレ

出展作品の概要 Overview of exhibited works

会場を包み込む木々にも「生と死」があります。本作品は、安全上除去せざるを得ない会場内の枯れ木を使用しています。ここで育った証として、最後のひと時に光を灯すフィナーレを演出しました。通常、枯れ木は背景に過ぎませんが、今回はあえてそれにフォーカスを当てています。このもうひとつのセカイも、ぜひご覧ください。

アーティスト情報 Artist info

                 
アーティスト名 Name
室岡 郁馬
現在の所属や活動内容 Current affiliations and activities
 株式会社百森に所属しています。西粟倉村が推進する「百年の森づくり事業」において山主さんとの連絡や交渉、山林の調査や作業道の設計、間伐等施業の発注および検査、補助金申請などが主な業務です。 また「たすきラボ」という屋号でも活動しています。主な活動は、木材利用時に通常廃棄される部位を活用した作品制作、特殊伐採、そして森林・林業に関するコンサルティングです。

森林には地域の人々の息遣いが宿っています。現代の課題に耳を傾け、未来の最善の姿を思い描きながら活動しています。

森林の中で芸術祭を開催することに、本当に凄みを感じました。私はアーティストではありませんが、普段見過ごしがちな自然物に新たな着眼点を見出し、その解像度が上がれば嬉しいです。